ニュース 2020/11/24 21:55
シンガポール:10月の消費者物価0.2%低下、マイナス傾向続く
経済・統計 インフレ率 シンガポール
【亜州ビジネス編集部】シンガポール統計局が23日発表した2020年10月の消費者物価指数(CPI)上昇率は、前年同月比でマイナス0.2%だった。3月(マイナス0.04%)から8カ月連続の前年割れで、下げ幅は前月(マイナス0.01%)から拡大。車両価格の伸び縮小などで民間道路輸送(マイナス1.3%)の値下がりが加速した。同項目と住居(0.3%)を除くコア指数はマイナス0.2%だった。
民間道路輸送では自動車(プラス2.3%)が4カ月連続の上昇だったものの、上昇率は低下。また、燃料(マイナス11.0%)の下げ幅が拡大した。他の分野では、通信機器(マイナス11.3%)が6カ月ぶりに2桁のマイナスを記録。また、食品(1.7%)は前月の伸びを下回った。一方、料金見直しがあった電力・ガス(マイナス7.2%)は下げ幅が縮小した。
MASと貿易産業省は今後の見通しについて、労働市況の悪化が賃金、生産コストを抑制する要因になると指摘。20年通期の上昇率予測は、CPI全体、コア指数とも前年比マイナス0.5〜0.0%とし、10月末時点の予測を据え置いた。21年はCPI全体をマイナス0.5〜プラス0.5%、コア指数を0.0〜プラス1.0%と予測している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
民間道路輸送では自動車(プラス2.3%)が4カ月連続の上昇だったものの、上昇率は低下。また、燃料(マイナス11.0%)の下げ幅が拡大した。他の分野では、通信機器(マイナス11.3%)が6カ月ぶりに2桁のマイナスを記録。また、食品(1.7%)は前月の伸びを下回った。一方、料金見直しがあった電力・ガス(マイナス7.2%)は下げ幅が縮小した。
MASと貿易産業省は今後の見通しについて、労働市況の悪化が賃金、生産コストを抑制する要因になると指摘。20年通期の上昇率予測は、CPI全体、コア指数とも前年比マイナス0.5〜0.0%とし、10月末時点の予測を据え置いた。21年はCPI全体をマイナス0.5〜プラス0.5%、コア指数を0.0〜プラス1.0%と予測している。
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