中国の新興EV（電気自動車）メーカー、蔚来集団（NIO）は18日、来年にシンガポール市場に参入すると発表した。高級車販売大手のウェアネス・オートモーティブを代理店に指名。NIO初の右ハンドル車として、小型車「蛍火虫（ファイアフライ）」の右ハンドルモデルを投入する。

　同日はコスタリカとウズベキスタンへの進出も発表した。共に現地の大手代理店と提携し、5モデルを発売する計画。コスタリカは米州市場で初、ウズベキスタンは中央アジアで初の参入となる。

　NIOは2014年設立。上海市に本拠を置き、シンガポールには研究開発（R&D）拠点を構えている。一方、ウェアネスは1906年創業の老舗販売店で、英国のベントレーやアストンマーティン、仏アルピーヌ、クロアチアのリマックなどの車両を扱っている。


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