ニュース 2025/02/03 22:56
シンガポール:24年の鉄道乗客数362万人、コロナ禍前超え
経済・統計 鉄道 シンガポール
陸上交通庁(LTA)によると、2024年の1日当たりの鉄道乗客数は前年比5.1%増の362万人となり、新型コロナウイルス禍前の19年を初めて上回った。ストレーツタイムズが1日付で伝えた。
内訳はMRT(地下鉄・高架鉄道)が5.2%増の341万人で、19年比では0.9%増加。また、軽量軌道交通(LRT)は4%増の21万人で、19年の水準を1.0%上回った。
交通専門家らは、路線拡充が乗客の増加につながったと指摘する。ただ人口(非居住者含む)が19年の570万人から24年に604万人に増加したことを踏まえると1人当たりの公共交通機関利用は減少。在宅勤務など勤務形態が多様化したことで通勤需要が減ったことが背景にあるとしている。
一方、公共バスの乗客数は前年比2.4%増の384万人と増えたものの、19年の水準を6.3%下回った。鉄道とバスを合わせた乗客数は746万人で、19年の769万人を3%下回った。ほか、タクシーの利用数は1日当たり18万7000件となり、19年比で半減。一方、配車サービスの利用数は43万1000件で、19年比で2.9%増だった。
政府は公共交通機関の利便性向上を図る方針を掲げている。MRTでは24年6月にトムソン・イーストコーストライン(TEL)の第4期となる7駅を開業。LRTでは同年8月にセンカン・プンゴールLRT(SPLRT)でテックリー駅を開業し、北東部のプンゴール・デジタル区などへのアクセスを向上させた。バス路線の拡充に向けては同年7月、向こう8年で9億シンガポールドル(約1024億円)を投資する方針を発表している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
内訳はMRT(地下鉄・高架鉄道)が5.2%増の341万人で、19年比では0.9%増加。また、軽量軌道交通(LRT)は4%増の21万人で、19年の水準を1.0%上回った。
交通専門家らは、路線拡充が乗客の増加につながったと指摘する。ただ人口(非居住者含む)が19年の570万人から24年に604万人に増加したことを踏まえると1人当たりの公共交通機関利用は減少。在宅勤務など勤務形態が多様化したことで通勤需要が減ったことが背景にあるとしている。
一方、公共バスの乗客数は前年比2.4%増の384万人と増えたものの、19年の水準を6.3%下回った。鉄道とバスを合わせた乗客数は746万人で、19年の769万人を3%下回った。ほか、タクシーの利用数は1日当たり18万7000件となり、19年比で半減。一方、配車サービスの利用数は43万1000件で、19年比で2.9%増だった。
政府は公共交通機関の利便性向上を図る方針を掲げている。MRTでは24年6月にトムソン・イーストコーストライン(TEL)の第4期となる7駅を開業。LRTでは同年8月にセンカン・プンゴールLRT(SPLRT)でテックリー駅を開業し、北東部のプンゴール・デジタル区などへのアクセスを向上させた。バス路線の拡充に向けては同年7月、向こう8年で9億シンガポールドル(約1024億円)を投資する方針を発表している。
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