ニュース 2023/09/25 20:59
シンガポール:8月の物価上昇率4.0%、4カ月連続で減速
経済・統計 インフレ率 シンガポール
【亜州ビジネス編集部】シンガポール統計局が25日発表した2023年8月の消費者物価指数(CPI)上昇率は、前年同月比で4.0%だった。前月を0.1ポイント下り、4カ月連続で鈍化。22年1月以来、1年7カ月ぶりの低水準となった。食品(4.8%)の伸びが縮小したほか、電力(マイナス0.9%)が2カ月連続のマイナスを記録。民間道路輸送(6.3%)と住居(4.4%)を除くコア指数の上昇率は、前月を0.4ポイント下回る3.4%に減速した。
食品の伸びは6カ月連続で鈍化。外食のほか、食材のうち肉類や油脂などの伸びが前月を下回った。一方、食品以外では民間道路輸送が3カ月ぶりに加速。足元で原油価格が上昇する中、7月まで前年割れが続いていたガソリン(0.0%)が横ばいとなった。ほか、減速傾向にあった自動車(8.5%)の伸びが再び加速し、バイク(2.9%)は2カ月ぶりのプラスに転じている。
MASと貿易産業省は、輸入インフレが収まり、労賃の上昇ペースも緩和していると指摘。コア指数の減速が今後も続くとの見方を示した。住居についても、供給が増えることで年内は価格上昇の緩和が進むと見込む。ただ、自動車の需要増で民間道路輸送は指数が上向くと予測した。23年の上昇率予測はCPIが4.5~5.5%、コア指数が3.5~4.5%とし、前月から据え置いた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
食品の伸びは6カ月連続で鈍化。外食のほか、食材のうち肉類や油脂などの伸びが前月を下回った。一方、食品以外では民間道路輸送が3カ月ぶりに加速。足元で原油価格が上昇する中、7月まで前年割れが続いていたガソリン(0.0%)が横ばいとなった。ほか、減速傾向にあった自動車(8.5%)の伸びが再び加速し、バイク(2.9%)は2カ月ぶりのプラスに転じている。
MASと貿易産業省は、輸入インフレが収まり、労賃の上昇ペースも緩和していると指摘。コア指数の減速が今後も続くとの見方を示した。住居についても、供給が増えることで年内は価格上昇の緩和が進むと見込む。ただ、自動車の需要増で民間道路輸送は指数が上向くと予測した。23年の上昇率予測はCPIが4.5~5.5%、コア指数が3.5~4.5%とし、前月から据え置いた。
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