ニュース 2022/09/06 20:59
マレーシア:プロドゥアの8月販売、部品供給改善で前月比42%増 
自動車 マレーシア
販売台数は前年同月からは3.7倍に拡大。前年同月は新型コロナウイルスによる全国的なロックダウン(都市封鎖)が明けたばかりで販売が少なかったため、大幅な反動増となった。
モデル別の販売は、4ドアセダン「ベザ」が6808台で最高。これに小型ハッチバック「マイヴィ」が6252台、5ドアハッチバック「アジア」が4857台で続いた。
1〜8月の販売台数は17万1728台で、前年同期を63.7%上回った。前年のコロナ規制の反動と、22年6月末まで実施された自動車に対する販売サービス税(SST)減免措置の効果で大幅に伸びた。なお減免税措置は終了したものの、政府は終了間際になり、6月末までに成約した車両については23年3月末までの車両登録で同措置を適用すると発表。これによりプロドゥアを初めとした各メーカーで駆け込み需要が発生し、受注残が増えている。
ザイナル・アビディン・アフマド社長兼最高経営責任者(CEO)は、半導体と労働力の不足が解消に向かい、生産が増えたと説明。一方、原料価格の高騰により製造単価が上昇しており、影響を最小限にすることに努めるとした。
なおマレーシア自動車協会(MAA)は7月、22年の販売台数予測を63万台とし、以前の60万台から上方修正。同CEOも同様の見方で、SST減免措置の猶予期間が設けられたことで各メーカーの受注が増えており、63万台は達成圏内としている。
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