ニュース 2021/04/11 20:58
マレーシア:アシアタとテレノール、携帯事業合併で協議
通信 マレーシア
【亜州ビジネス編集部】通信大手アシアタ・グループとノルウェー同業大手テレノールは8日、両社のマレーシア国内の携帯キャリア事業を合併することで詰めの協議を進めていると発表した。アシアタの完全子会社セルコム・アシアタとテレノール傘下のデジ・ドットコムの合併を目指す。実現すれば国内最大手となる。
アシアタは2019年、テレノールのアジア事業と合併して東南・南アジア最大級の携帯キャリアを誕生させる方向で交渉したが、決裂していた。今回はマレーシアの携帯キャリアに絞って協議している。
合併後の社名はセルコム・デジを想定。出資比率はアシアタとテレノールがともに33.1%とする。投資ファンドなどの出資を合わせ、マレーシア側の持ち分は51%とする。また合併に当たり、アシアタはテレノール側から20億リンギ(約528億円)の支払いを受ける。このうち17億リンギはデジ・ドットコム発行の社債で、残り3億リンギは現金で受け取る。
6月までに最終合意にこぎ着ける見通し。合併後は加入数1900万件、売上高124億リンギの国内最大の携帯キャリアとなる。
19年の合併交渉では、9カ国にまたがる14社の合併が複雑を極め、企業査定や合併条件などで折り合いが着かなかった。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
アシアタは2019年、テレノールのアジア事業と合併して東南・南アジア最大級の携帯キャリアを誕生させる方向で交渉したが、決裂していた。今回はマレーシアの携帯キャリアに絞って協議している。
合併後の社名はセルコム・デジを想定。出資比率はアシアタとテレノールがともに33.1%とする。投資ファンドなどの出資を合わせ、マレーシア側の持ち分は51%とする。また合併に当たり、アシアタはテレノール側から20億リンギ(約528億円)の支払いを受ける。このうち17億リンギはデジ・ドットコム発行の社債で、残り3億リンギは現金で受け取る。
6月までに最終合意にこぎ着ける見通し。合併後は加入数1900万件、売上高124億リンギの国内最大の携帯キャリアとなる。
19年の合併交渉では、9カ国にまたがる14社の合併が複雑を極め、企業査定や合併条件などで折り合いが着かなかった。
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