ニュース 2020/07/16 23:58
ベトナム:上半期の石炭輸入量5割増、過去最高に
電力 エネルギー・水 貿易 ベトナム
税関総局によると、2020年上半期の石炭輸入は前年同期比53.8%増の3157万トンとなり、半期としては過去最高となった。政府は石炭依存の軽減に向け再生可能エネルギー発電の普及拡大を進めているが、電力消費が急拡大する中で石炭への依存度は依然として高水準にある。15日付VNエクスプレスなどが伝えた。
ベトナムは5年前に石炭の純輸出国から純輸入国に転換。急拡大する電力需要を石炭火力で賄っていることが背景にある。政府は太陽光や風力などの再生可能エネルギー発電を増やす意向だが、石炭火力がいまだ電源の36.1%を占めるなど石炭への依存度は高い。
上半期の石炭輸入量は国内生産量より25%多かった。輸入元は豪州が最大で、これにインドネシアとロシアが続いた。なお、国営ベトナム石炭鉱産物グループ(ビナコミン)はこのほど、初めて米国から石炭を輸入。今回の輸入量は2万1700トンで、9月にも追加輸入する。
ベトナムの19年の石炭輸入量は4385万トンで前年同期から91.8%増加。輸入額は48.4%増の37億9000万米ドルだった。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
ベトナムは5年前に石炭の純輸出国から純輸入国に転換。急拡大する電力需要を石炭火力で賄っていることが背景にある。政府は太陽光や風力などの再生可能エネルギー発電を増やす意向だが、石炭火力がいまだ電源の36.1%を占めるなど石炭への依存度は高い。
上半期の石炭輸入量は国内生産量より25%多かった。輸入元は豪州が最大で、これにインドネシアとロシアが続いた。なお、国営ベトナム石炭鉱産物グループ(ビナコミン)はこのほど、初めて米国から石炭を輸入。今回の輸入量は2万1700トンで、9月にも追加輸入する。
ベトナムの19年の石炭輸入量は4385万トンで前年同期から91.8%増加。輸入額は48.4%増の37億9000万米ドルだった。
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