財務省外国投資局（FIA）によると、2025年1～6月の外国直接投資（FDI）認可額は前年同期比32.6％増の215億1000万米ドルだった。上半期の認可額では09年以来、16年ぶりの高水準となった。政府公式サイトなどが5日付で伝えた。

　新規認可は件数が21.7％増の1988件、金額が9.6％減の93億米ドル。件数は増えたが、大型案件が減ったため金額は落ち込んだ。一方、既存案件への追加投資認可は31.1％増の826件で、金額は2.2倍の89億5000万米ドルに拡大した。外国企業による国内企業への出資は7.6％増の1708件、金額は73.6％増の32億8000万米ドルだった。

　認可額を産業別にみると、加工・製造業が3.9％増の120億米ドルで、全体の55.6％を占め最大。これに不動産が51億7000万米ドルで続いた。

　国・地域別では、シンガポールが46億米ドルで首位。これに韓国が30億米ドル、中国が25億5000万米ドル、日本が21億5000万米ドルで続いた。

　省市別では、ハノイ市が36億6000万米ドルで最も大きく、北部バクニン省が31億5000万米ドル、ホーチミン市が27億米ドルで続き、南部ドンナイ省なども上位に入った。

　1～6月のFDI実行額は8.1％増の117億2000万米ドルだった。


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