ニュース 2023/07/19 20:59
マレーシア:複合企業ナザ、買収で廃棄物処理に進出
商業・サービス マレーシア
【亜州ビジネス編集部】自動車販売や不動産開発などを手掛ける複合企業のナザ・グループは、買収により廃棄物処理事業に参入する。コングロマリット(複合企業)のベルジャヤ・コーポレーションから廃棄物事業のベルジャヤ・エンバイロ・ホールディングス(Bエンバイロ)の株式100%を7億リンギ(約215億円)で取得することで合意した。ニュー・ストレーツ・タイムズが17日付で伝えた。
Bエンバイロは首都圏セランゴール州ブキットタガルで面積266万6000平方メートルの施設を運営し、固形物処理や廃棄物発電などを手掛ける。ナザはこうした事業を買収により取得。ベルジャヤは売却から3年間は年3800万リンギ、総額1億1400万リンギの利益保証を行う。
ナザは買収したBエンバイロを通じて、ベルジャヤと合弁会社を立ち上げて新規の廃棄物処理案件を進める方針。出資比率はBエンバイロが51%、ベルジャヤが49%とする。なおナザはBエンバイロの買収手続きを完了次第、同社とその子会社の社名やブランドから「ベルジャヤ」の名称を外す。
ナザ・グループは2009年設立で、主力の自動車販売では、スズキや独メルセデス・ベンツ、伊マセラティなどのブランドを扱う。事業多角化を進めており、不動産開発やインフラ、農業などへも進出している。
ベルジャヤは、不動産開発やホテル開発運営、自動車販売、宝くじ販売、飲食店運営、金融などの事業を手掛けてきたが、21年には負債削減に向けて非中核事業の売却を進める方針を示していた。Bエンバイロの売却により、4億9073万リンギの売却益が発生すると見積もっている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
Bエンバイロは首都圏セランゴール州ブキットタガルで面積266万6000平方メートルの施設を運営し、固形物処理や廃棄物発電などを手掛ける。ナザはこうした事業を買収により取得。ベルジャヤは売却から3年間は年3800万リンギ、総額1億1400万リンギの利益保証を行う。
ナザは買収したBエンバイロを通じて、ベルジャヤと合弁会社を立ち上げて新規の廃棄物処理案件を進める方針。出資比率はBエンバイロが51%、ベルジャヤが49%とする。なおナザはBエンバイロの買収手続きを完了次第、同社とその子会社の社名やブランドから「ベルジャヤ」の名称を外す。
ナザ・グループは2009年設立で、主力の自動車販売では、スズキや独メルセデス・ベンツ、伊マセラティなどのブランドを扱う。事業多角化を進めており、不動産開発やインフラ、農業などへも進出している。
ベルジャヤは、不動産開発やホテル開発運営、自動車販売、宝くじ販売、飲食店運営、金融などの事業を手掛けてきたが、21年には負債削減に向けて非中核事業の売却を進める方針を示していた。Bエンバイロの売却により、4億9073万リンギの売却益が発生すると見積もっている。
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