ニュース 2025/02/06 20:55
マレーシア:並行輸入・中古再生車の割合、トヨタ車で2割 
経済・統計 自動車 マレーシア
自動車専門サイトのポールタンの集計によると、正規ディーラーを通さず輸入・登録された並行輸入車と中古再生車は2024年に4万3000台超に上った。外国ブランドで最も流通量が多いトヨタ車は同年の登録台数の2割が並行輸入車・中古再生車だった。
正規ディーラー経由の新車販売台数はマレーシア自動車協会(MAA)が集計しているが、同じ期間に道路交通局(JPJ)に登録された台数はこれを上回っており、ポールタンはその差分を並行輸入車または中古再生車と推定。これに基づくと、トヨタがMAAに報告した24年の販売台数10万701台に対し、JPJでの登録台数は12万7202台で、その20.8%に当たる2万6501台が並行輸入車または中古再生車となる。モデル別では高級ミニバン「アルファード」「ヴェルファイア」、スポーツ多目的車(SUV)「ハリアー」、ミニバン「ノア」「ヴォクシー」、スポーツカーの「GR」シリーズが多かった。
並行輸入車・中古再生車の割合が最も高かったブランドは英ランドローバーで93.7%に上った。JPJでの登録台数1024台のうち、並行輸入車・中古再生車は959台に上り、正規ディーラー経由の販売は65台にとどまった。次いで高かったのはレクサスで74.9%。JPJでの登録台数6431台に対し、並行輸入車・中古再生車が4815台に上った。
以下、登録台数に対する並行輸入車・中古再生車の割合は、◆スズキ=54.8%(登録1504台のうち824台)◆独ポルシェ=51.8%(2704台のうち1401台)◆英ジャガー=45.7%(35台のうち16台)◆独メルセデス・ベンツ=40.2%(1万1887台のうち4773台)――の順に高かった。スズキではハッチバック「スイフト」の特別仕様車「スイフトスポーツ」や小型四輪駆動車「ジムニー」が多かった。
並行輸入車や中古再生車の人気の背景には、正規ディーラーで取り扱いがない車種や特別仕様車を入手できる点がある。また価格面でも正規販売車より手頃なことが魅力となっている。ただし正規保証が適用されない場合が多く、長期的な修理費用やアフターサービスの面で消費者にリスクが伴うことも指摘されている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
正規ディーラー経由の新車販売台数はマレーシア自動車協会(MAA)が集計しているが、同じ期間に道路交通局(JPJ)に登録された台数はこれを上回っており、ポールタンはその差分を並行輸入車または中古再生車と推定。これに基づくと、トヨタがMAAに報告した24年の販売台数10万701台に対し、JPJでの登録台数は12万7202台で、その20.8%に当たる2万6501台が並行輸入車または中古再生車となる。モデル別では高級ミニバン「アルファード」「ヴェルファイア」、スポーツ多目的車(SUV)「ハリアー」、ミニバン「ノア」「ヴォクシー」、スポーツカーの「GR」シリーズが多かった。
並行輸入車・中古再生車の割合が最も高かったブランドは英ランドローバーで93.7%に上った。JPJでの登録台数1024台のうち、並行輸入車・中古再生車は959台に上り、正規ディーラー経由の販売は65台にとどまった。次いで高かったのはレクサスで74.9%。JPJでの登録台数6431台に対し、並行輸入車・中古再生車が4815台に上った。
以下、登録台数に対する並行輸入車・中古再生車の割合は、◆スズキ=54.8%(登録1504台のうち824台)◆独ポルシェ=51.8%(2704台のうち1401台)◆英ジャガー=45.7%(35台のうち16台)◆独メルセデス・ベンツ=40.2%(1万1887台のうち4773台)――の順に高かった。スズキではハッチバック「スイフト」の特別仕様車「スイフトスポーツ」や小型四輪駆動車「ジムニー」が多かった。
並行輸入車や中古再生車の人気の背景には、正規ディーラーで取り扱いがない車種や特別仕様車を入手できる点がある。また価格面でも正規販売車より手頃なことが魅力となっている。ただし正規保証が適用されない場合が多く、長期的な修理費用やアフターサービスの面で消費者にリスクが伴うことも指摘されている。
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