ニュース 2024/04/21 20:59
マレーシア:1Qの経済成長率3.9%に加速、建設好調=1次速報
経済・統計 GDP マレーシア
【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局は19日、2024年第1四半期の国内総生産(GDP、1次速報)成長率が3.9%で、前四半期の3.0%を上回り、2四半期ぶりに加速したと発表した。建設業が10%近く伸びて成長をけん引。鉱業とサービス業は4%超えで、世界経済の低迷で落ち込んでいた製造業はプラスに転じた。
産業別にみると、建設業の成長率は9.8%で、前四半期の3.6%から大きく加速。オフィスビルや商業施設の建設は縮小したものの、住宅建設やインフラ整備が伸びた。サービス業は4.2%から4.4%に伸びが加速。卸小売りや運輸・倉庫、事業支援サービスが好調だったほか、金融・保険がプラス転換した。鉱業は3.8%から4.9%に加速。天然ガスの増産が成長を押し上げた。
製造業はマイナス0.3%からプラス1.9%に上向いた。セメントやガラスといった非金属鉱物製品や、金属製品、輸送機器などが伸びた。一方、油脂の生産は縮小した。農林水産業は1.3%で、前四半期の1.9%から減速。パーム油と畜産業はプラスだったものの、林業と水産業はマイナスだった。
統計局は23年10月からGDPの1次速報値を公表している。日米英などの先進国にならい、速報値を早めに出すことで、政府や企業がより適切な経済的決定を下せるよう後押しする狙い。23年通年の確定値と24年第1四半期の2次速報は5月17日に発表する。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
産業別にみると、建設業の成長率は9.8%で、前四半期の3.6%から大きく加速。オフィスビルや商業施設の建設は縮小したものの、住宅建設やインフラ整備が伸びた。サービス業は4.2%から4.4%に伸びが加速。卸小売りや運輸・倉庫、事業支援サービスが好調だったほか、金融・保険がプラス転換した。鉱業は3.8%から4.9%に加速。天然ガスの増産が成長を押し上げた。
製造業はマイナス0.3%からプラス1.9%に上向いた。セメントやガラスといった非金属鉱物製品や、金属製品、輸送機器などが伸びた。一方、油脂の生産は縮小した。農林水産業は1.3%で、前四半期の1.9%から減速。パーム油と畜産業はプラスだったものの、林業と水産業はマイナスだった。
統計局は23年10月からGDPの1次速報値を公表している。日米英などの先進国にならい、速報値を早めに出すことで、政府や企業がより適切な経済的決定を下せるよう後押しする狙い。23年通年の確定値と24年第1四半期の2次速報は5月17日に発表する。
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