ニュース 2025/02/20 20:58
タイ:1月の産業景況感指数、10カ月ぶり高水準 
経済・統計 タイ
アピチット副会長は指数上昇の要因として他にも、◆海外需要の高まりで輸出が増加したこと◆旧正月などで中国人をはじめとする外国人観光客が増えたこと◆政府が25年1~4月の電気料金を引き下げたこと――などを挙げた。一方、マイナス要因には、◆大気汚染が経済や観光などに打撃を与えていること◆法定最低賃金の引き上げなどで生産コストが上昇していること◆自動車ローンの与信厳格化などを背景に新車市場が低迷していること――などを挙げた。
3カ月後見通し指数は96.2となり、前月から0.7ポイント上昇した。政府による個人と中小企業の不良債権の救済措置や、米中対立を背景とする電気・電子製品の輸出拡大などに期待が高まり、3カ月ぶりに上昇した。
指数は「良い、良くなった」と回答した企業の割合から「悪い、悪くなった」と回答した企業の割合を差し引き、100ポイントを足した値。100を上回れば「好感」とされる。今回の調査対象は製造業の1347社。
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