ニュース 2025/01/20 20:59
マレーシア:24年の輸出額6%増、電気・電子など伸びる 
経済・統計 貿易 マレーシア
主要輸出品では、全体の4割を占める電気・電子製品が4.5%増加。3月まで9カ月連続で前年を割り込んでいたものの、4月以降は拡大基調で推移した。足元では11月に前年同月比で1.5倍、12月に1.3倍と急伸。米国による今後の関税引き上げに備えた前倒しの出荷があった可能性がある。
主要品目ではほか、パーム油・パーム油製品が1割増、機械・部品が2割増などと拡大。一方、輸出額が2番目に大きい石油製品は11.2%減と、前年に続き落ち込んだ。
主要国・地域への輸出は、最大のシンガポールが5.3%増、2番目に大きい米国が23.2%増と伸びている。一方、3番目の中国は2.2%減少。日本は2年連続の前年割れとなる3.7%減だった。
輸入は最大の電気・電子製品が28.0%増加。一方、石油製品や、自動車を含む輸送機器などは落ち込んだ。国別では最大の中国からが14.8%増、日本からが1.1%減などだった。
12月単月では、輸出額が前年同月比16.9%増の1385億1720万リンギ、輸入額が11.9%増の1193億4100万リンギ、貿易収支が191億7620万リンギの黒字。輸出では電気・電子製品が27.8%増えた。国別最大のシンガポール向けは4割増で、電気電子が倍増。日本向けは7.4%減だった。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。