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  ニュース     2025/01/20 20:59 NEW!!

マレーシア:24年の輸出額6%増、電気・電子など伸びる 無料記事

 マレーシア統計局が20日発表した貿易統計によると、2024年の輸出額は前年比5.7%増の1兆5077億リンギ(約52兆1900億円)だった。前年を上回るのは2年ぶり。年初に低調だった主力の電気・電子製品が年央以降に回復したほか、パーム油など他の主要輸出品も概ねプラスだった。輸入額は13.2%増の1兆3708億リンギと、過去最高額を更新。輸入の伸びが大きかったことで、貿易黒字は36.4%減の141億リンギに縮小した。

 主要輸出品では、全体の4割を占める電気・電子製品が4.5%増加。3月まで9カ月連続で前年を割り込んでいたものの、4月以降は拡大基調で推移した。足元では11月に前年同月比で1.5倍、12月に1.3倍と急伸。米国による今後の関税引き上げに備えた前倒しの出荷があった可能性がある。

 主要品目ではほか、パーム油・パーム油製品が1割増、機械・部品が2割増などと拡大。一方、輸出額が2番目に大きい石油製品は11.2%減と、前年に続き落ち込んだ。

 主要国・地域への輸出は、最大のシンガポールが5.3%増、2番目に大きい米国が23.2%増と伸びている。一方、3番目の中国は2.2%減少。日本は2年連続の前年割れとなる3.7%減だった。

 輸入は最大の電気・電子製品が28.0%増加。一方、石油製品や、自動車を含む輸送機器などは落ち込んだ。国別では最大の中国からが14.8%増、日本からが1.1%減などだった。

 12月単月では、輸出額が前年同月比16.9%増の1385億1720万リンギ、輸入額が11.9%増の1193億4100万リンギ、貿易収支が191億7620万リンギの黒字。輸出では電気・電子製品が27.8%増えた。国別最大のシンガポール向けは4割増で、電気電子が倍増。日本向けは7.4%減だった。


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