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  ニュース     2023/12/21 19:59

マレーシア:油ヤシ農園のKLK、インドネシアの同業2社買収 無料記事

【亜州ビジネス編集部】アブラヤシ農園運営のクアラルンプール・ケポン(KLK)は、インドネシアの東カリマンタン州ベラウで操業する同業2社を買収すると発表した。マレーシアのホイットモア・ホールディングスから2社の株式9割余りを総額約9218億ルピア(約85億円)で買い取ることで合意した。KLKが同州に建設するパーム油の精製所やオレオケミカル(油脂化学)工場向けに原料供給元を確保する。

 ホイットモアからサトゥ・センビラン・デラパン(SSD)の株式92%を8804億ルピアで、テクウル・インダウ(TI)の株式90%を414億ルピアでそれぞれ買い取る。買収は内部資金で賄い、年内に手続きを終える予定。

 買収する2社は、KLKが現地で保有する1億5000万平方メートルの土地近くで農園を運営。KLKはこの所有地にパーム油の精製所などを建設する予定で、今回の買収により自社事業との相乗効果を発揮できるとみている。

 KLKは115年以上の歴史を持ち、マレーシアとインドネシア、西アフリカのリベリアで農園を運営している。総面積は30億平方メートル近くで、アブラヤシが97%、ゴムが3%。従業員は4万人以上で、工場はマレーシアとインドネシア、中国、欧州に持つ。


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