【亜州ビジネス編集部】中国の創維集団系の新興電気自動車（EV）メーカー、創維汽車（スカイワース・オート）は、マレーシア市場に参入すると発表した。ゴム手袋メーカーのケアプラス・グループが新設した子会社に同国内の独占販売権を付与。ケアプラスはヌグリスンビラン州に建設中の自動車工場で組立生産も手掛ける。ポールタンが3日付で伝えた。
　ケアプラスの子会社NEXVオートアライアンス（NAASB）が車両と交換部品の販売、アフターサービスの独占権を得た。小型車やスポーツ多目的車（SUV）など幅広いモデルを販売する計画。欧米で販売されているSUV「創維EV6」などの投入を視野に入れている。国内で組立生産することで輸入車より価格を抑えられると見込む。
　ケアプラスは昨年にEV事業への参入を発表。自動車組立生産・販売のゴーオート・グループと合弁会社のNEXVマニュファクチャリング（NMSB）を設立した。今年1月にヌグリスンビラン州チェンボンで工場の建設を開始しており、来年第1四半期にも開所する予定。中国・合衆新能源汽車の「ナタ汽車（NETA）」ブランドのEVを中心に、複数ブランドのEVや電気バスを組立生産する。


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