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  ニュース     2025/04/30 20:57 NEW!!

ベトナム:中国・第一汽車が乗用EV投入へ、2モデル披露 無料記事

 中国自動車メーカーの第一汽車は、傘下の乗用車ブランド「奔騰(ベストゥーン)」をベトナム市場に投入する。ハノイで開催中のエネルギー関連イベントで、今年第3四半期に発売予定の電気自動車(EV)2モデルを披露した。同国にはこれまで商用車を展開してきたが、乗用車部門にEVで参入する。VNエコノミーなどが伝えた。

 披露したモデルは小型ミニバン「NAT」と小型都市型EV「小馬(シャオマ)」で、それぞれ6億ドン(約360万円)、2億ドン前後と競争力のある価格で投入する。電動ゴルフカートなどを製造する地場タイビン・フンティン(タイフン)が販売代理店を務める。同社が北部タイビン省に構える工場での組立生産も検討している。

 詳細な仕様をみると、NATは5人乗りで容量55.7キロワット時(kWh)のリチウムイオン電池を搭載。最高出力は160馬力、航続距離は最大425キロメートルで、街乗りや配車サービス向けに設計した。

 シャオマは3ドア・4人乗りで、容量13.9kWhの電池を搭載。航続距離は最大170キロメートルで、取り回しの良さと低価格を武器に、都市部の個人ユーザーや若年層を主要ターゲットとする。

 第一汽車は1953年設立で、中国5大自動車メーカーの一角。ベトナムではEV充電インフラの整備も地場企業と連携して進める方針としている。


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