中国電気自動車（EV）最大手の比亜迪（BYD）は4月28日、カンボジア南部シアヌークビル州で自動車組立工場の起工式を行った。まず3200万米ドルを投じてEVとプラグインハイブリッド車（PHV）の生産体制を整備。年産能力は1万台で、11月に稼働を開始する。

　シアヌークビル経済特区（SSEZ）内の敷地12万平方メートルを利用。10月の完工を予定する。シアヌークビル港に近く、部品の輸入が容易なことから同経済特区への工場設置を決めた。

　BYDは現在、カンボジアで乗用車やピックアップトラックを販売している。東南アジアではタイで昨年7月に域内初の工場を開所したほか、インドネシアで建設中の工場を来年にも稼働させる。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。