ニュース 2025/04/23 20:59 NEW!!
タイ:3月の産業景況感指数、地震などで3カ月ぶり低下 
経済・統計 タイ
アピチット副会長は指数下落の要因として他にも、◆米トランプ政権が鉄鋼・アルミニウムの関税を引き上げたこと◆外国人観光客数が減少傾向にあること◆2月の完成車(CBU)輸出台数が1トンピックアップトラックと乗用車の合計で前年同月比8.3%減と落ち込んだこと――などを挙げた。
一方、プラス要因には、◆タイ中央銀行が住宅ローン規制を緩和すると発表したこと◆政府の石油基金がガソリン・軽油の小売価格を引き下げたこと◆自動車展示・販売会「第46回バンコク国際モーターショー」が開催されたこと――などを挙げた。
3カ月後見通し指数は95.7となり、前月から1.9ポイント低下した。トランプ政権が発表した相互関税による輸出の低迷などが懸念され、3カ月ぶりの低下となった。
指数は「良い、良くなった」と回答した企業の割合から「悪い、悪くなった」と回答した企業の割合を差し引き、100ポイントを足した値。100を上回れば「好感」とされる。今回の調査対象は製造業の1357社。
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