【亜州ビジネス編集部】マレーシア投資開発庁（MIDA）の発表によると、2023年上半期の投資認可額は前年同期比1.3％減の1325億6680万リンギ（約4兆1700億円）だった。年間目標の達成率は60.3％に達したものの、外国直接投資（FDI）が低調だった。認可数は2651件（34.8％増）に拡大。5万1853人（17.4％減）の雇用創出を見込む。
　認可額は国内直接投資（DDI）が58.2％増と大きく拡大しものの、FDIが30.1％減った。DDIでサービス業が6割増、製造業が4割増、農鉱業が3割増とそろって大きく拡大する一方、FDIは3業種とも前年を割り込んでいる。
　国・地域別のFDIは、シンガポールの137億リンギが最大となり、日本が91億リンギで2位に入った。3位以下は◆オランダ＝90億リンギ◆中国＝84億リンギ◆英領バージン諸島＝71億リンギ――が続いた。
　DDIとFDIを含む製造業の認可額は2.5％増加。大型事業では、米アナログ半導体大手のテキサス・インスツルメンツによる74億リンギの投資などがあった。製造業全体の雇用数は2万6759人が見込まれる。


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