マレーシア統計局が14日発表した2025年5月の流通業売上高は、前年同月比4.4％増の1542億8770万リンギ（約5兆3400億円）だった。前年同月を上回るのは44カ月連続で、金額は過去最高を更新。ただ伸び率は前月を下回り、2カ月連続で鈍化した。

　売上高の内訳は、◆卸売り＝4.7％増の682億430万リンギ◆小売り＝4.9％増の670億6780万リンギ◆自動車販売＝1.2％増の190億1560万リンギ――。卸売りと小売りは過去最高額を更新した。自動車では、車両販売（0.2％増）が4カ月連続でプラスを維持したものの、伸び率は前月を下回った。修理（0.6％増）と部品販売（2.1％増）、バイク販売・修理（8.2％増）も前月から伸びが減速した。

　5月の流通業販売量指数の上昇率（前年同月比）は4.1％で、44カ月連続のプラス。業態別では◆卸売り＝5.8％◆小売り＝3.7％◆自動車販売＝0.1％――だった。


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