シンガポール統計局が4日発表した2025年5月の小売業売上高指数（名目、17年＝100）は106.6となり、前年同月比で1.4％上昇した。前年同月を上回るのは3カ月連続。季節調整済み前月比では1.0％上昇した。

　14業種のうち6業種が前年同月比でプラスだった。自動車（10.4％上昇）が2カ月ぶりにプラス転換したほか、スーパーマーケット・ハイパーマーケット（7.2％上昇）が3カ月連続でプラスを維持し、前月から伸びが加速した。一方、食品・アルコール飲料（3.9％低下）とミニマート・コンビニエンスストア（0.1％低下）は2カ月ぶりにマイナスに転じた。

　4月の小売売上高（推計）は1.4％増の42億3900万シンガポールドル（約4800億円）。うちインターネットが占める割合は12.3％となり、前月（12.7％）から低下した。食品飲料サービス売上高（推計）は1.4％増の10億2700万シンガポールドルで、航空機内食などのケータリング部門（17.2％増）などが伸びた。


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