マレーシア統計局の25日発表によると、2024年第4四半期の国内製造業の設備稼働率は81.9％だった。前四半期の82.4％を下回り、6四半期ぶりに低下。自動車や電子製品で前四半期を下回った。

　7業種のうち4業種で前四半期から低下した。下落幅は輸送機器（82.0％）が最も大きく、1.8ポイント低下。生産台数が落ち込んでいる自動車（79.9％）が21年第4四半期以来、3年ぶりの低水準となった。主力の電気・電子製品（80.9％）は前四半期を1.3ポイント下回り、3四半期ぶりに低下。特に電子製品（79.7％）の落ち込みが大きかった。

　稼働率は内需型産業で83.9％と高く、輸出型産業は80.9％だった。地域別では租税回避地のラブアンが97.9％で最高。これにシンガポール国境のジョホール州が84.8％で続いた。電子産業が集まるペナン州とケダ州はそれぞれ84.6％、77.3％で、ペナン州は前四半期から3.5ポイント上昇、ケダ州は0.4ポイント低下だった。


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