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  ニュース     2021/07/26 20:59

マレーシア:6月の新車販売96%減、都市封鎖で販売店が営業停止 無料記事

【亜州ビジネス編集部】マレーシア自動車協会(MAA)が発表した2021年6月の国内新車販売台数は1921台となり、前年同月比で95.7%減少した。前年を下回るのは5カ月ぶり。前月比では95.9%減で3カ月連続の減少。6月1日から全国的なロックダウン(都市封鎖)が講じられたことで販売店が営業を停止しており、それまでに成約して登録が6月にずれ込んだ分だけが販売台数として計上された。
 セグメント別にみると、乗用車は前年同月比95.5%減の1841台(前月比95.6%減)、商用車は97.9%減の80台(98.3%減)だった。
 上半期の販売台数は24万9129台で、前年同期から43.6%増加。乗用車は41.9%増の22万3838台、商用車は59.7%増の2万5291台だった。
 6月の生産台数は全体で前年同月比99.4%減の276台(前月比99.4%減)と、5カ月ぶりに減少。全国的な都市封鎖が影響した。上半期の生産台数は24万1288台で、前年同期を45.3%上回った。
■通年の販売予想、50万台に下方修正
 ニュー・ストレーツ・タイムズによると、MAAは21年通期の販売台数予想を従来の57万台から50万台に下方修正した。全国的な活動制限で自動車の生産・販売活動が停止し、さらに消費者の購買意欲も下火になったためで、20年を5.6%下回る水準になるとみている。
 なお6月は全国的に生産・販売活動が停止。自動車メンテナンス業務のみ営業が許された。7月はサバ州でのみ販売店の営業が認められており、MAAは7月も販売低迷が続くとみている。


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