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  ニュース     2022/10/18 20:59

マレーシア:台湾APL、EPFと首都圏にスマート倉庫 無料記事

【亜州ビジネス編集部】物流不動産を開発する台湾の永聯物流開発(アリー・ロジスティクス、ALP)は、マレーシアの従業員積立基金(EPF)との提携で、首都圏セランゴール州にスマート倉庫を設置する。投資額は1億8000万米ドル。同社がマレーシアにスマート倉庫を建設するのは初めてだ。ザ・サン・デイリーが13日付で伝えた。
 開発に向けて合弁会社を設立する。名称はALP-BR(マレーシア)で、ALPが30%、EPFが70%を出資。完成後は倉庫全体をALPに15年契約で貸し出し、ALPが複数企業の入居を募る。
 倉庫はブキラジャ工業団地の約10万9265平方メートルの敷地に建設する。複数階建てで、倉庫面積は約16万7225平方メートル。パレット10万個を格納できる。米アマゾンの倉庫と同様に自動化技術を多く採用し、2024年第3四半期の開所を目指す。
 ALPは14年設立。台湾ではロジスティクスパークを6カ所、物流中継拠点を14カ所運営しており、倉庫面積は57万平方メートル、物流不動産の総価値は8億米ドルに上る。東南アジア事業の拡大を模索しており、マレーシアには19年に現地法人を設立。ベトナムとタイ、フィリピン、インドネシアへの進出も計画している。


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