【亜州ビジネス編集部】マレーシア投資開発庁（MIDA）は9日、2021年第1四半期の投資認可額が前年比95.6％増の806億リンギ（約2兆1400億円）に上ったと発表した。認可件数は993件。実行によって3万2557人の雇用創出が見込まれる。

　このうち外国直接投資（FDI）は549億リンギで、全体の68.1％を占めた。前年同期比で4.8倍に拡大。シンガポールが431億リンギを占め最大。これにオランダが50億リンギ、韓国が43億リンギ、台湾が5億リンギで続いた。

　一方、国内直接投資（DDI）は257億リンギで、全体の31.9％を占めた。

　産業別では製造業が最大。認可件数は前年同期比8.8％増の246件、認可額は127.0％増の588億リンギだった。これにサービス業が156億リンギ、農業が62億リンギで続いた。

　製造業の認可額を資本別にみると、FDIが523億リンギで88.9％を占め、残りの11.1％がDDIだった。業種別にみると、電気・電子が470億リンギで最大。これに金属製品が49億リンギ、ゴムが33億リンギ、化学11億リンギ、輸送機器5億リンギ、食品加工4億リンギが続いた。


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