ニュース 2021/03/09 20:59
マレーシア:20年の小売売上高16%減、22年ぶり冷え込み 
経済・統計 小売売上高 マレーシア
販売チャンネル別にみると、百貨店が38.3%減、アパレル・アクセサリー専門店が37.9%減でとりわけ打撃が大きかった。喫茶店・レストランは12.8%減、スーパーマーケット・ハイパーマーケットは12.0%減、薬局は11.8%減、その他専門店は11.7%など軒並み2桁のマイナス。一方、最も伸びたのはコンビニエンスストアの14.8%増で、家具や電気・電子製品を扱う店は0.4%増だった。
20年第4四半期の小売売上高は前年同期から19.7%減少。クアラルンプール首都圏で活動制限令の第2弾が10月14日に発令し、その後、サラワク州を除く全州で年末まで拡大したことで、小売市場が下火になった。
RGMは、21年の小売売上高を4.1%増と予想。もともと4.9%増を予想していたが、第1四半期に活動制限令が再び発動したことで下方修正した。同四半期は前年同期比13.4%減に落ち込み、第2四半期以降に回復するとみている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。