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  ニュース     2020/07/27 21:05

タイ:上半期の自動車生産、43%減の60万台 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】タイ工業連盟(FTI)の23日発表によると、2020年上半期の国内自動車生産台数は前年同期比43.1%減の60万6132台だった。新型コロナウイルス流行への対応や国内外の需要減退で各社が4〜5月に工場を一時停止したことが影響。バンコクポストによると、同連盟は20年通期の生産台数が130万〜140万台にとどまり、前年の201万3710台を大きく下回る見通しを示した。
 上半期の仕向地別生産は、国内販売向けが48.9%減の25万9754台、輸出向けが37.9%減の34万6378台。国内新車販売は37.3%減と低迷し、完成車の輸出台数も37.4%減の35万550台と落ち込みが大きかった。車種別の生産は、乗用車が46.7%減の22万8564台、1トンピックアップトラックが40.8%減の36万8562台などだった。
 6月単月の生産台数は前年同月比58.5%減の7万1704台。各社の工場再開で減少幅は前月の69.1%を下回った。
 FTI自動車部会は年初時点で20年の生産台数を200万台と予測したものの、新型コロナの流行を受けて140万台に下方修正していた。今回の発表でも130万〜140万台と予測を維持したが、同部会のスラポン副部会長兼広報担当は、新型コロナ第2波への懸念が残ると指摘。感染拡大が再び広がれば、消費者の購買力が低下する上、工場閉鎖を再度強いられる恐れがあると警戒感を示した。国内販売台数と輸出台数は、ともに70万台と予測した。19年はそれぞれ100万7552台、105万4103台だった。


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