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  ニュース     2020/09/06 20:59

シンガポール:7月の小売売上高8%減、営業制限緩和で下げ縮小 無料記事

【亜州ビジネス編集部】 シンガポール統計局が4日発表した2020年7月の小売業売上高指数(名目、17年=100)は86.8となり、前年同月比で8.5%下落した。指数の下落は18カ月連続。新型コロナウイルス流行の影響で落ち込みが続いている。ただ、6月半ばに小売店の営業規制が緩和されており、下げ幅は前月(27.7%下落)から改善した。
 14業種のうち指数が上昇したのは5業種のみ。うち必需品を販売するスーパーマーケット・ハイパーマーケット(28.6%上昇)とミニマート・コンビニエンスストア(3.8%上昇)は、指数の伸びが続いている。また、コンピューター・通信機器(27.4%上昇)は在宅勤務の増加で需要が拡大した。一方、百貨店(32.1%下落)と衣類・履物(27.7%下落)、時計・宝石(21.0%下落)は、外国人観光客の入国禁止で苦戦を強いられている。
 7月の小売売上高(推計)は8.5%減の33億4500万シンガポールドル(約2600億円)。うちネット通販が占める割合は11.1%で、実店舗の再開を受けて前月から低下した。食品飲料サービス売上高(推計)は25.4%減の6億6500万シンガポールドルだった。


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