米調査会社IDCによると、2025年第1四半期のフィリピンのパソコン（PC）出荷台数は前年同期比12.2％減の61万7000台だった。消費者や民間企業の需要は拡大したものの、教育機関向けが減少。前年に政府が教育向けに大規模なPC調達を実施していた反動があった。

　ブランド別の出荷台数は、台湾エイサーが14万9000台となり、シェア24.1％でトップ。ただ前年同期からは14.3％減少した。2位以下は、◆中国レノボ＝10.7％減の12万3000台（シェア20.0％）◆米HP＝13.9％減の9万5000台（同15.3％）◆台湾エイスース＝2.4倍の8万6000台（14.0％）◆米デル＝25.5％減の4万5000台（7.4％）――が続いた。

　IDCは　教育省が22～24年にかけてデジタル教育プログラムの一環としてPC調達予算を計上していたことから、25年第1四半期の教育機関向け出荷の減少は予想通りだったとしている。


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