【亜州ビジネス編集部】コングロマリット（複合企業）大手サイムダービーの自動車部門であるサイムダービー・モーターズ（SDM）は1日、北部ケダ州のポルシェ車組立工場で1000台目となるスポーツ多目的車（SUV）「カイエン」を生産し、お披露目した。欧州以外で初のポルシェ車工場として昨年3月に開所し、 「3.0リッターV6」タイプを生産している。ザ・サン・デイリーなどが同日付で伝えた。

　現地生産した車両はマレーシア国内でのみ販売。当初は車両価格を55万リンギ（約1660万円）とし、輸入車より11万5000リンギ低く設定した。ただその後調整し、現在は57万5000リンギとしている。

　SDMはポルシェのほか、独BMWやスウェーデンのボルボ、韓国の現代自動車、中国の比亜迪（BYD）などの車両を扱う。BYDの電気自動車（EV）については今年1月に納車を開始している。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。