【亜州ビジネス編集部】オタフクソースは17日、ヌグリスンビラン州で調味料の新工場を着工したと発表した。投資額は15億円。イスラム教の戒律に沿うハラル対応のお好みソースや焼そばソースなどを生産する。既存工場の生産量が増える中、今後の市場拡大に対応するため生産体制を強化する。
　現地法人のオタフクソースマレーシアが今月10日に着工式を行った。敷地面積は9066平方メートル。新たに半自動充てん設備や小袋充てん機を導入し、年産能力は1200キロリットルとする。来年10月に試験稼働を開始し、2025年に本格稼働させる。工場には見学スペースや、製品を使った日本料理を提案する鉄板ルームなども設ける。
　同法人は2016年設立。マレーシア国内を中心に鉄板粉ものメニュー向けの調味料や各種日本食に使用するたれなどを生産し、ハラル対応の日本料理店などに販売している。近年は日本市場への輸出や近隣国のハラル市場に販路を拡大している。


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