ニュース 2025/01/07 20:55
フィリピン:12月のインフレ率2.9%、3カ月連続で伸び加速
経済・統計 インフレ率 フィリピン
フィリピン統計庁(PSA)が7日発表した2024年12月の消費者物価指数(CPI)上昇率は、前年同月比で2.9%だった。前月を0.4ポイント上回り、3カ月連続で伸びが拡大。悪天候による野菜など食品の価格上昇や、石油製品の値上がりなどが影響した。
CPIは、フィリピン中央銀行(BSP)の事前予測(2.3~3.1%)や、政府のインフレ目標(2.0~4.0%)の範囲内に収まった。一部食品とエネルギーを除くコア指数は2.8%で、前月を0.3ポイント上回った。
全13品目のうち前月の伸びを上回った品目は2品目のみ。ほかに運輸(0.9%)が5カ月ぶりのプラスに転じた。食品・非アルコール飲料(3.4%)など7品目は横ばい。食品では野菜(14.2%)の伸びが前月を大きく上回り、肉類(4.9%)も上昇が加速した。一方、コメ(0.8%)は伸び鈍化が続き、22年1月以来の低水準となった。
2024年のCPI上昇率は前年比3.2%となり、前年(6.0%)から大きく減速。4年ぶりの低水準となった。食品・非アルコール飲料(4.4%)が前年(7.9%)を大幅に下回っており、国家経済開発庁(NEDA)のバリサカン長官は、「政府による価格抑制の取り組みが成功した」と評価した。政府は25~28年のインフレ目標を2.0~4.0%に据え置いている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
CPIは、フィリピン中央銀行(BSP)の事前予測(2.3~3.1%)や、政府のインフレ目標(2.0~4.0%)の範囲内に収まった。一部食品とエネルギーを除くコア指数は2.8%で、前月を0.3ポイント上回った。
全13品目のうち前月の伸びを上回った品目は2品目のみ。ほかに運輸(0.9%)が5カ月ぶりのプラスに転じた。食品・非アルコール飲料(3.4%)など7品目は横ばい。食品では野菜(14.2%)の伸びが前月を大きく上回り、肉類(4.9%)も上昇が加速した。一方、コメ(0.8%)は伸び鈍化が続き、22年1月以来の低水準となった。
2024年のCPI上昇率は前年比3.2%となり、前年(6.0%)から大きく減速。4年ぶりの低水準となった。食品・非アルコール飲料(4.4%)が前年(7.9%)を大幅に下回っており、国家経済開発庁(NEDA)のバリサカン長官は、「政府による価格抑制の取り組みが成功した」と評価した。政府は25~28年のインフレ目標を2.0~4.0%に据え置いている。
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