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  ニュース     2024/03/14 19:59

マレーシア:首都圏の産廃処理施設が稼働、JFEエンジが出資 無料記事

【亜州ビジネス編集部】JFEエンジニアリングは14日、出資先企業が建設を進めていた首都圏セランゴール州の産業廃棄物処理施設が本格稼働を開始したと発表した。マレー半島部全域で回収された廃液や廃油、医療系廃棄物の焼却、セメント固化、埋め立てなどを行う。海外での産廃処理事業は同社初となる。
 ブキットタガル地区に「指定産業廃棄物処理センター(SSWTC)」を建設し、13日に開所式を実施した。同施設を開発・運営する合弁会社のJ&Tベルジャヤ・アラム・ムルニには、JFEエンジニアリング傘下のJ&T環境が25%、JFEエンジニアリングマレーシアが5%を出資。残り70%はコングロマリット(複合企業)大手ベルジャヤ・グループ傘下の産廃処理会社が保有するが、ベルジャヤは同産廃処理会社を自動車販売などのナザ・グループに7億リンギ(約220億円)で譲渡することに合意している。
 SSWTCでは昨年2月から埋め立て作業を行っている。このほど焼却プラントが完成したことから、施設全体の本格稼働を開始した。焼却プラントの建設は、JFEエンジニアリングマレーシアと、月島エンジニアリングマレーシアの共同企業体が手掛けた。


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