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  ニュース     2024/01/31 19:59

シンガポール:発電YTLが水素発電所建設、27年稼働へ 無料記事

【亜州ビジネス編集部発電大手YTLパワーセラヤは、西部の自社発電所の敷地内に水素燃料対応のガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電所を建設する。出力は600メガワット(MW)で、2027年末までの稼働開始を予定。投資額は8億シンガポールドル(約880億円)を見込む。燃料の多様化を推進しつつ国内の電力需要の拡大に対応する。

 エネルギー市場庁(EMA)から事業権を得た。BOT(建設・運営・譲渡)方式で、「H型」と呼ばれるタービンを設ける。水素の混焼率は30%以上とし、将来は100%を目指す。

 EMAは電力需要の伸びが今後加速すると予測。先進製造業やデジタル経済などの分野の成長を背景に、今後5年はピーク時需要が年平均3.4%のペースで成長すると見込む。過去10年は年平均1.5%だった。

 国内では政府系のケッペル・コーポレーションと同セムコープ・インダストリーズもそれぞれ水素発電所の開発を進めている。共に26年の稼働開始を予定している。


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