ニュース 2024/10/28 20:59
タイ:23年の貧困率、3.4%に低下=国家開発委
経済・統計 社会 タイ
国家経済社会開発委員会(NESDC)の発表によると、2023年の貧困者数は239万人となり、前年(379万人)との比較で140万人減少した。貧困率は5.4%から3.4%に低下。貧困者の割合が多い農業部門の経済成長が堅調に推移し、東北部と北部を中心に状況が改善した。政府が発行する低所得者の生活費補助制度「福祉カード」の再登録受け付けなどもプラスに影響した。
貧困者の定義は月収3043バーツ(約1万3890円)未満となり、前年の2997バーツ未満から上昇。所得格差を示すジニ係数は所得の再分配後で0.335と、前年(0.343)から所得格差が縮小した。
地域別で貧困率が高かった上位5県は◆南部パッタニ◆同ナラティワート◆北部メーホンソン◆南部パタルン◆同サトゥン――の順だった。パッタニとメーホンソンは少なくとも15年連続で上位5県に入っており、NESDCは慢性的な貧困問題の解決策を早急に見つけなければならないと指摘。一方、1人当たりの平均所得が高くても貧困率が高い県や、平均所得が低くても貧困率が低い県があることから、所得以外に隠れた格差・不平等要因があると推測できるとした。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
貧困者の定義は月収3043バーツ(約1万3890円)未満となり、前年の2997バーツ未満から上昇。所得格差を示すジニ係数は所得の再分配後で0.335と、前年(0.343)から所得格差が縮小した。
地域別で貧困率が高かった上位5県は◆南部パッタニ◆同ナラティワート◆北部メーホンソン◆南部パタルン◆同サトゥン――の順だった。パッタニとメーホンソンは少なくとも15年連続で上位5県に入っており、NESDCは慢性的な貧困問題の解決策を早急に見つけなければならないと指摘。一方、1人当たりの平均所得が高くても貧困率が高い県や、平均所得が低くても貧困率が低い県があることから、所得以外に隠れた格差・不平等要因があると推測できるとした。
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