【亜州ビジネス編集部】金属製の機械部品や電子部品を生産するJHMコンソリデーテッドは13日、中国の自動車部品メーカー、広州徳鎧汽車配件（デカイ）とペナン州で自動車照明の合弁生産に乗り出すと発表した。同日に覚書を締結（MOU）。まず東南アジアで販売し、後に域外にも市場を広げる。

　両社は2021年に技術提携しており、JHMが同年設立したJHMデカイ・オートライティング（JDALSB）を合弁化する。出資比率はJHMが55％、デカイが45％とする方針。自動車のフロント、リア、室内用の照明について、設計から製造、販売までを手掛ける。

　JHMは2005年設立で、自動車や航空、医療向けに機器を製造している。自動車照明については、21年末に検査機器の製造販売を手がけるQESグループと合弁でペナン州に工場を建設すると発表している。

　デカイは、自動車照明のほか、エンジンや冷却システム、変速機、ドア、車体など各種部品を製造。公式サイトによると、いすゞに直接部品を供給する一次サプライヤーとなっている。


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