ニュース 2024/02/27 19:59
シンガポール:23年の大卒初任給、3%上昇の4314Sドル
経済・統計 労働 シンガポール
【亜州ビジネス編集部】国内4大学がまとめた最新の就職実態調査で、2023年卒の初任給が平均4313シンガポールドル(約48万円)となり、前年から2.7%上昇したことが分かった。21年比では13.5%上昇し、2年で2桁伸びている。ストレーツタイムズが伝えた。
調査はシンガポール国立大学(NUS)など4大学の卒業生を対象に実施。卒業から半年以内に正社員、パートタイム、フリーランスとして働き始めた卒業生の初任給をまとめた。回答率は74%で、1万2300人から回答を得た。
学科別にみると、情報・デジタル技術が5500シンガポールドルで最高。ただ前年からは2.2%下がった。これに工学が4500シンガポールドルで続いたが、こちらも2.2%低下した。それ以外の学科では前年を上回った。
進学者を除き、卒業から半年以内に働き始めた卒業生の割合は89.6%で、前年の93.8%から低下。正社員は87.5%から84.1%、パートタイムは4.5%から4.0%、フリーランスは1.8%から1.5%へといずれも下がった。
シンガポールの23年の国内総生産(GDP)成長率は1.1%で、22年の3.8%から減速。人材紹介ピープル・ワールドワイド・コンサルティングの代表者は、23年の成長減速による大きな影響は雇用市場に見られていないが、企業が成績上位の学生の獲得を競う傾向は強まっており、以前に増して「量より質」が重視されていると述べている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
調査はシンガポール国立大学(NUS)など4大学の卒業生を対象に実施。卒業から半年以内に正社員、パートタイム、フリーランスとして働き始めた卒業生の初任給をまとめた。回答率は74%で、1万2300人から回答を得た。
学科別にみると、情報・デジタル技術が5500シンガポールドルで最高。ただ前年からは2.2%下がった。これに工学が4500シンガポールドルで続いたが、こちらも2.2%低下した。それ以外の学科では前年を上回った。
進学者を除き、卒業から半年以内に働き始めた卒業生の割合は89.6%で、前年の93.8%から低下。正社員は87.5%から84.1%、パートタイムは4.5%から4.0%、フリーランスは1.8%から1.5%へといずれも下がった。
シンガポールの23年の国内総生産(GDP)成長率は1.1%で、22年の3.8%から減速。人材紹介ピープル・ワールドワイド・コンサルティングの代表者は、23年の成長減速による大きな影響は雇用市場に見られていないが、企業が成績上位の学生の獲得を競う傾向は強まっており、以前に増して「量より質」が重視されていると述べている。
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