業界団体のマレー人車両輸入業協会（PEKEMA）は、提携する中国・東風汽車の電気自動車（EV）発売に先立ち、全国のディーラー23店を代理店に指名したと発表した。初モデルとなる小型ハッチバック「ボックス」（中国名「納米01」）は10月中の発売を予定している。

　ディーラー店は全国に展開。首都クアラルンプールとセランゴール州サイバージャヤには体験センターを設ける。当面は中国から完成車を輸入し、将来はマレーシアで現地組立生産する。東風EVの右ハンドル市場進出は初めてとされる。

　同協会は昨秋に東風汽車と覚書を交わし、東風EVのマレーシアでの組立生産・販売や、同国からの輸出などについて協業の準備を進めてきた。今年6月には東風EVの現地生産について、ゴム手袋メーカーのケアプラス・グループが建設中の車両工場を利用することで覚書を交わした。


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