ニュース 2025/05/13 20:54 NEW!!
シンガポール:シンガポール航空、SAF調達で2社と契約 
航空 石油 農業・食品 シンガポール
シンガポール航空(SIA)グループは、フィンランドのネステと米ワールドエナジーから持続可能な航空燃料(SAF)を調達する契約を交わしたと発表した。脱炭素化の取り組みの一環で、計9500トン超のCO2排出削減につながると見込む。
ネステからは航空会社のカーボン・オフセット認証「CORSIA」に適合したニートSAF(100%バイオマス由来のSAF)を1000トン購入。シンガポールの製油所で生産・混合され、チャンギ国際空港で供給を受ける。SIAグループが国内製油所からSAFを購入するのは今回が2度目となる。
一方、ワールドエナジーからは約2000トン分のCO2排出削減証書を購入する。「ブック・アンド・クレーム」と呼ばれる仕組みを活用し、燃料の物理的な移動を伴わずにSAF使用と同等のCO2削減効果を得る。
SIAグループはこのほか、気候変動対策への投資を行うシンガポールのジェンゼロと世界経済フォーラム(WEF)が主導する「グリーン燃料フォーワード」キャンペーンにも参加。アジア太平洋地域でのSAF需要拡大を目的とし、企業間連携や認知向上を図る。
SIAは消費燃料に占めるSAFの割合を今後引き上げる方針で、30年までの中期目標として5%の達成を目指す。また長期目標としては50年までのカーボンニュートラル(温暖化ガス排出実質ゼロ)実現を目指すとしている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
ネステからは航空会社のカーボン・オフセット認証「CORSIA」に適合したニートSAF(100%バイオマス由来のSAF)を1000トン購入。シンガポールの製油所で生産・混合され、チャンギ国際空港で供給を受ける。SIAグループが国内製油所からSAFを購入するのは今回が2度目となる。
一方、ワールドエナジーからは約2000トン分のCO2排出削減証書を購入する。「ブック・アンド・クレーム」と呼ばれる仕組みを活用し、燃料の物理的な移動を伴わずにSAF使用と同等のCO2削減効果を得る。
SIAグループはこのほか、気候変動対策への投資を行うシンガポールのジェンゼロと世界経済フォーラム(WEF)が主導する「グリーン燃料フォーワード」キャンペーンにも参加。アジア太平洋地域でのSAF需要拡大を目的とし、企業間連携や認知向上を図る。
SIAは消費燃料に占めるSAFの割合を今後引き上げる方針で、30年までの中期目標として5%の達成を目指す。また長期目標としては50年までのカーボンニュートラル(温暖化ガス排出実質ゼロ)実現を目指すとしている。
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