【亜州ビジネス編集部】ダイハツなどが出資する国産車メーカーのプロドゥアは、2021年8月の販売台数が6988台だったと発表した。前月の655台から10.7倍に増えた。

　新型コロナウイルス再流行に伴う6月1日からの全国的なロックダウン（都市封鎖）で6〜7月は低調だったが、8月16日から段階的に緩和されたことで販売が回復し始めている。

　1〜8月の販売台数は前年同期比12.5％減の10万4933台だった。ザイナル・アビディン・アフマド社長兼最高経営責任者（CEO）は、前年とのギャップを埋めるため最大限の努力は行うが、時間と資源には限りがあると説明。21年の販売目標を21万4000台とし、従来目標の24万台から10.8％下方修正した。

　同社長兼CEOは、コロナ禍と半導体不足に見舞われる中で、いかに生産を継続するかが重要になると指摘。半導体についてはサプライヤーの協力により年内の生産分を十分確保しており、現在受注している分は年内にほとんど納車できるとしている。


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