ニュース 2022/04/18 21:59
マレーシア:3月の輸出25%増、電子・資源伸び過去最高更新 
経済・統計 貿易 マレーシア
輸出全体の4割を占める電気・電子製品は32.8%増となり、8カ月連続のプラス。シンガポール向けが4割増、中国向けが5割増などと大きく伸び、全体を押し上げた。資源高が進行する中で原油、石油製品、液化天然ガス(LNG)はいずれも約2倍に拡大。パーム油と関連製品は5割の伸びを示した。一方、新型コロナウイルス関連の特需の終息でゴム手袋は6割減少。ほか、輸送機器が9.8%減と前年割れが続いている。
主要国・地域への輸出額は概ね2桁の増加。最大のシンガポール向けは34.0%増、2番目の中国向けは10.7%増、3番目の米国向けは10.3%増、日本向けは30.6%増だった。シンガポール向けは電気・電子製品や石油製品、中国向けは電気・電子製品やパーム油関連がけん引した。
輸入は全体の3割を占め最大の電気・電子製品が28.8%増えるなど、主要品目の多くで2桁のプラス。原油は12.6倍に拡大した。国別では最大の中国からが19.3%増、日本からが3.4%増だった。ロシアからの輸入は3.3倍に増え、全体に占める割合は0.7%となった。
1〜3月の累計は、輸出額が前年同期比22.2%増の3449億6930万リンギ、輸入額が25.2%増の2798億9370万リンギ、貿易収支が650億7550万リンギの黒字だった。
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