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  ニュース     2021/04/27 20:58

マレーシア:国産車プロトン、EV参入を検討 無料記事

【亜州ビジネス編集部】DRBハイコム傘下の国産車メーカーであるプロトンは、電気自動車(EV)製造への参入を検討している。販売会社プロトン・エダルのロスラン・アブドゥラ最高経営責任者(CEO)が明らかにしたもので、参入の是非やタイミングは、政策や消費者の反応などを見て決めるとしている。マレーシアン・リザーブが26日付で伝えた。
 ロスラン氏は、プロトンとしてEV技術を確立できるが、参入するかは別問題と指摘。マレーシアの自動車市場では価格の手頃さが重要と言い、EV生産に対する政策が決まり、どれだけ価格を下げられるかが鍵になるとしている。
 国内のEV部門は、近隣のタイやインドネシア、シンガポールに遅れを取っている。メイバンク・インベストメント・バンク(IB)のアナリストは、2021年3月末時点でマレーシア国内にはEV充電所が421カ所しかなく、30年までに12万5000カ所に増やす目標にはほど遠いと指摘。また政府は21〜30年の低炭素社会実行計画で、EVよりハイブリッド車に傾倒していると述べた。
 なおメイバンクIBは、東南アジアでは25年までにEV普及率が現在の5倍の20%になると予想。35年までにはEVがエンジン車の販売を上回るとみている。


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