詳細
検索
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル 亜州リサーチ公式X

  ニュース     2021/08/30 20:58

マレーシア:国営石油の21年設備投資、2割増の4百億リンギ 無料記事

【亜州ビジネス編集部】国営石油ペトロナスは、設備投資などの資本的支出(CAPEX)が2021年は390億〜400億リンギ(約1兆270億〜1兆530億円)となり、前年の330億リンギから2割ほど増えるとの見通しを明らかにした。国営ベルナマ通信が27日付で伝えた。

 テンク・ムハンマド・タウフィック最高経営責任者(CEO)が述べたもので、全体の50〜55%を国内に振り向ける。また全体の9〜10%を資源探査や生産拡大に充てるとしている。

 21年上半期のCAPEXは127億リンギで、多くは資源開発など上流部門への投資だった。ただ前年同期比では14.2%減少しており、実行ペースは今のところ鈍っている。

 22年以降の5年間は年400〜450億リンギを振り向ける方針。これまでより収益化が早い投資案件に多く投資するとしている。再生可能エネルギー発電への投資も増やし、太陽光発電の能力を24年までに3000メガワット(MW)とする目標を掲げている。

 なおペトロナスはこのほど、政府への21年の配当を70億リンギ追加することを決定。これにより21年の政府への配当は250億リンギとなる。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース

関連産業レポート