ニュース 2021/04/25 21:58
シンガポール:3月のインフレ率1.3%、3年10カ月ぶり高さ
経済・統計 インフレ率 シンガポール
【亜州ビジネス編集部】シンガポール統計局が23日発表した2021年3月の消費者物価指数(CPI)上昇率は、前年同月比で1.3%だった。17年5月以来、3年10カ月ぶりの高水準。前年同月に落ち込んでいた燃料が、反動で2桁の上昇となり、これを含む民間道路輸送(7.2%)が急伸した。また、前年割れが続いていた医療(1.0%)がプラス転換したこともあって、民間道路輸送と家賃など住居(0.5%)を除くコア指数の伸びは0.5%に加速。1年3カ月ぶりの高さとなった。
項目別では通信(0.8%)なども伸びが拡大。衣類・履物(マイナス4.8%)は24カ月連続のマイナスだが、下げ幅が縮小した。
シンガポール金融管理局(MAS)と貿易産業省は今後の動向について、原油価格の上昇が続くものの、下半期には供給過剰で伸びが減速すると予測。一方、国内では労働需要や消費の改善が物価を押し上げる要因になるとしている。
年間の上昇率については、CPI全体の予測を0.5〜1.5%に上方修正。これまでのマイナス0.5〜プラス0.5%から引き上げた。コア指数の予測は0.0〜1.0%で据え置いた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
項目別では通信(0.8%)なども伸びが拡大。衣類・履物(マイナス4.8%)は24カ月連続のマイナスだが、下げ幅が縮小した。
シンガポール金融管理局(MAS)と貿易産業省は今後の動向について、原油価格の上昇が続くものの、下半期には供給過剰で伸びが減速すると予測。一方、国内では労働需要や消費の改善が物価を押し上げる要因になるとしている。
年間の上昇率については、CPI全体の予測を0.5〜1.5%に上方修正。これまでのマイナス0.5〜プラス0.5%から引き上げた。コア指数の予測は0.0〜1.0%で据え置いた。
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