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  ニュース     2023/04/16 20:59

マレーシア:国営石油系、英ロータスとEV充電所で提携 無料記事

【亜州ビジネス編集部】 国営石油ペトロナス傘下で電気自動車(EV)の充電所整備を手がけるジェンタリは13日、中国・吉利汽車傘下のスポーツ車メーカー、英ロータス・カーズの現地法人と充電所整備で提携することで覚書を交わした。提携期間は2年間で、両社は、ロータス・カーズ・マレーシア(LCM)が保有する施設や公共施設で急速充電設備の整備を進めることで協力する。
 LCMはこの日、スポーツ多目的車(SUV)型のEV「ロータス・エレトレ」を発売。価格が57万8000〜79万8000リンギ(約1700万〜2400万円)の高級EVで、最上級モデルの最高出力は905馬力。専用の急速充電所を整備することで、オーナーが不安なく運転できるよう支援するとしている。
 吉利はマレーシアの国産車メーカー、プロトンに49%出資する。ジェンタリは昨年にプロトンともEVの充電インフラ整備での協力について覚書を交わしていた。プロトンは吉利が出資する中国のEVメーカー、スマート・オートモービル(智馬達汽車)のモデルを今年第4四半期にもマレーシアで発売する計画。自社ブランドEVの投入は来年になるとしている。
 一方、ジェンタリはこのほど、政府系投資会社プルモダラン・ナショナル(PNB)が運営するクランタン州コタバルのホテル・ペルダナに急速充電所を設置。PNBとは今年末までに18施設で充電設備を59カ基設置する計画で、今回が第1弾となった。


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