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  ニュース     2022/08/21 20:59

マレーシア:国産車プロトンがEV参入、来年末に吉利系車両を発売 無料記事

【亜州ビジネス編集部】DRBハイコム傘下の国産車メーカーであるプロトンは18日、大株主の吉利汽車が出資する中国の電気自動車(EV)メーカー、スマート・オートモービル(智馬達汽車)の車両をマレーシアとタイで販売すると発表した。第1弾となるモデルをマレーシアでは来年第4四半期に発売する予定。プロトンがEVを販売するのは初めてとなる。
 スマートは吉利汽車と独メルセデス・ベンツ・グループの折半出資会社。プロトンは同日に代理店契約を交わした。ロスラン・アブドゥラ副最高経営責任者(CEO)は、「スマートとの提携で、EVの販売やアフターサービス、充電システムについて知見を蓄積することができる」と述べた。国営ベルナマ通信によると、タイでの発売は2024年下半期を予定する。
 なおプロトンは昨年4月、EV製造への参入を検討していると明らかにした。EV技術を確立できるが、製造に参入するかはどれだけ価格を下げられるかが鍵になるとしている。
 同社は17年に吉利と資本提携。吉利が株式49.9%を取得し、同社のモデルをベースにしたスポーツ多目的車(SUV)「X70」「X50」を提供して一時低迷していたプロトンの販売回復を後押ししている。プロトンは組立生産の体制を強化しており、今年4月にはペラ州タンジュンマリムの自社工場で吉利車のエンジンの生産を開始している。


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