ニュース 2022/06/12 20:59
マレーシア:4月の鉱工業生産5%増、8カ月連続プラス 
経済・統計 工業生産 マレーシア
産業別では製造業(6.2%上昇)が9カ月連続、電力(1.5%上昇)が8カ月連続のプラス。一方、鉱業(0.1%低下)は小幅ながら2カ月ぶりに前年を割り込んだ。
製造業では7分野のうち6分野がプラスだった。うち輸送機器(5.8%上昇)は前月(1.7%上昇)から伸びが加速。自動車生産が2カ月ぶりのプラスに転じた。ほか、主力の電気・電子製品(14.2%上昇)は、8カ月連続で2桁上昇を維持したものの、前月(18.6%上昇)からは減速した。一方、7分野のうち唯一のマイナスは石油・化学・ゴム・プラスチック(1.2%低下)で、これに含まれるゴム・プラスチック(11.0%低下)は2桁の落ち込みが続いている。
■製造業売上高13%増
統計局が同日発表した22年4月の製造業売上高は、前年同月比13.2%増の1479億リンギ(約4兆5000億円)だった。増加は23カ月連続で、前月に続き7分野すべてがプラス。電気・電子製品(21.9%増)の好調が続いており、特に電子(25.0%増)の伸びが大きかった。また、調理油や穀物の価格が上昇する中で食品・飲料・たばこ(14.9%増)も2桁増を記録し、輸送機器(7.3%増)は自動車のけん引で伸びが拡大した。
製造業の従業員数は2.5%増の229万1470人。支払われた労賃は4.5%増の77億1480万リンギ(1人当たり3367リンギ)だった。
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