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  ニュース     2019/02/27 22:59

マレーシア:政府による高速道の権益取得、半年で完了へ=財務相 無料記事

 リム・グアン・エン財務相は26日、政府が建設・不動産大手ガムダから高速道路4本の権益を取得する計画について、半年以内に完了するとの見通しを明らかにした。現政権は昨年5月の総選挙で高速道無料化を段階的に進めることを公約に掲げており、権益取得はこの実現に近づけるためのもの。既に交渉を開始している。ザ・スター・オンラインが26日付で伝えた。
 政府は権益を取得後に料金システムを変更し、ピーク時の6時間に通行した場合に「渋滞税」として徴収する。ピーク時以外は時間帯によって無料もしくは3割引きとする方針。支払いを避けるためにピーク時の通行を避ける動きが出ることで、「通勤者は合計で年間1億8000万リンギ(約49億円)を節約できる」(リム大臣)見込みだ。
 同相はまた、政府が権益を取得することにより、高速料金を据え置くためガムダに支払う補助金が53億リンギ節約できると話している。
 政府が取得する高速道は、ダマンサラ〜プチョン高速(LDP)、スプリント高速(SPRINT)、シャーアラム高速(KESAS)、SMARTトンネルの4本。高速道路運営プラス・エクスプレスウェイズの高速道を除くと、総延長の48%を占めるという。


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