【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局は21日、2020年9月の消費者物価指数（CPI、2010年＝100）が120.1となり、前年同月から1.4％下落したと発表した。7カ月連続のマイナスで、下げ幅は前月から横ばい。生鮮食品と政府による価格統制品を除くコア指数の上昇率は1.0％で、前月の1.1％からやや減速した。

　12品目のうちマイナスは3品目だった。下落幅が最大だったのは運輸でマイナス9.9％。前月と同じ下げ幅だった。他は住居・水道光熱費がマイナス3.0％、衣類・履物がマイナス0.6％だった。一方、最も伸びが高かったのは雑貨の2.7％で、これに通信が1.6％で続いた。

　CPIは前月比では横ばい。5品目がプラスで、最も伸びが高かったのはレストラン・ホテルの0.2％だった。一方、通信など6品目は横ばい。下がったのは食品・非アルコール飲料のみで、マイナス0.1％だった。

　1〜9月のCPIは前年同期比で1.1％下落。運輸（10.0％下落）と住居・水道光熱費（1.2％下落）、衣類・履物（1.0％下落）がマイナスで、雑貨（2.8％上昇）など残り9品目はプラスだった。


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