【亜州ビジネス編集部】不動産開発や繊維製造を手がけるクンプラン・パワーネット（Kパワー）は21日、企業買収により物流事業に参入すると発表した。事業多角化を目指す戦略の一環で、ガスや化学品の輸送を専門に手がけるケムトラックスの株式51％を1000万リンギ（約2億5200万円）で取得することで契約を交わした。来年第2四半期にも手続きを終える。
　ケムトラックスは1998年設立で、ジョホール州に本社を置く。トラック57台を有し、大手企業向けにマレーシア〜シンガポール間でガスや化学品などの輸送を行っている。
　Kパワーは長期的な業績向上を見込めるとして今回の買収を決めた。同社は1970年台の設立で、繊維製造から事業を興したが、現在は不動産開発なども手がけている。


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